運動会などで子どもが活躍する姿は、動画や写真として記録に残しておきたい。
でも、せっかく撮影にするならキレイに撮りたいですよね。
動画でも写真でも、一番の大敵は「手ブレ」です。
この「手ブレ」を防止するには、三脚や一脚(モノポッド)を使ってカメラを固定するのが一番。
でも、趣味や仕事で10年以上撮影してきた私の体験談から言って、三脚よりも一脚(モノポッド)のほうが使い勝手が良いです。断言できます。
三脚よりも一脚(モノポッド)が優れているポイント
機動力が高い
三脚に比べて一脚は、その名のとおり「脚の数が少ない」です。
つまり、脚が少ない分だけ「軽い」「閉じたり伸ばしたりする動作が少ない」というメリットがあります。
運動会などでは、次の親御さん達と交代したり、競技によって場所を移動したりと、けっこう移動することが多いんですよね。
三脚だとモタつくところ、一脚ならスッと移動できる。
この機動力は代わりのきかない長所です。

持ち運びがラクになるのはいいよね!
場所を取らない
一脚はせいぜい自分の目の前に30cm四方のスペースがあれば置けますので場所を取りません。
三脚は脚を開いて設置する構造になっているので、どうしても広い場所が必要です。
場所を取る分、ほかの人の邪魔になったり、せまい場所では三脚を立てられなかったりします。
人が密集する中では、誰かが三脚の脚にぶつかったりして、結果、ブレブレの動画や写真になったり、一脚なら避けられたかもしれないトラブルに見舞われることもあります。
そんなことで子どもの同級生の親とギスギスするのは避けたいですよね。

いいポジションを取りたくて平常心を失っている人もいるからね・・・
三脚NGでも一脚はOKという場合がある
親同士のトラブルを避けるため、運動会などの行事では三脚の使用をNGにしている学校や幼稚園もあるそうですが、一脚はOKというルールにしている場合も多いそうです。
それぞれの学校や幼稚園によってルールを決めていると思いますので確認してみてください。
「デキるヤツ」感を出せる
ここまでの理由から「一脚を使っている」イコール「最適な機材をわかっているヤツ」という雰囲気を出せます。
一脚でテキパキとスマートに撮影をこなしていく姿はまさに「デキるヤツ」です。
私自身、一脚を使い始めた理由が、友人の結婚式でプロのカメラマンが一脚を使ってスマートに撮影をこなしていく姿を見て「なんてカッコいいんだ!」と思ったのがきっかけです。

デキる雰囲気が出ていると、まわりの人も邪魔してこなさそう
一脚よりも三脚が優れているのは安定感です。
3点で支えているので1点で支える一脚よりも当然ブレが少ないです。(安物を除く)
定点カメラのような、動きがまったくない固定した映像を取るなら三脚が最適です。
また、自撮りやセルフ撮影など、カメラから離れる場合は一脚よりも三脚のほうが安全です。
自立する一脚もありますが、基本的に一脚は手放しで使うものではありません。
「場所が広い」「移動する必要がない」「カメラを回して置きっぱなしにする」という場面では三脚を使ったほうがいいです。
オススメの一脚
高いけど機能はバッチリ!マンフロット Manfrotto MVMXPRO500
マンフロットはプロカメラマンも使っている三脚メーカーです。
私が使っているのはこれの一つ前のモデルですが、これまでイベント記録や結婚式で大活躍しています。
ハイエンドモデルの一脚といえばこれ一択と言ってもいいくらいです!(好みによります)
重量は1.95㎏、高さは最低78cmから最大203cmまで伸ばせます。
オイルフルードの雲台となっていて、とてもなめらかに動くので、動画撮影の際に自然なパン(カメラを横に振ること)ができます。
あと、写真でみるとわかりますが、地面をつかむスタンドの付け根がグリグリ動くんです。
このギミックが撮影時にはかなり活躍します。
30,000円前後とお高いですが、プロ仕様ということもあって最長10年保証というのも安心です。
安さならこの2択ベルボン・SLIK
大手家電量販店でよく見かけるのが国産メーカーのベルボンとSLIKです。
先ほどのマンフロットと比べると格安ですが、一脚としての機能は十分です。
「はじめて買う一脚だから、あまり高いのはちょっと…」という人は、どちらかを選んで使ってみましょう。