- みんなが知っていることを知らないことが多い
- 騙されて損したことがある
- 誰が正しいことを言っているのかわからない
- うまくいかない時は「自分は頭が悪いから」とあきらめている
以上のどれかに当てはまる人は、情報弱者、いわゆる「情弱」かもしれません。
しかし、情弱で悩んでる人も、ポイントを押さえればちゃんと情弱から脱出できます!
なぜなら、情報強者(情強)と言われている人たちも、もともとは情弱だったからです。
これだけは断言できます。
「生まれながらの情強」なんて存在しません!
ポイントを押さえて実践すれば、ちゃんと情弱は脱出できます!
この「脱・情弱の7ルール」を身に着けると、脱・情弱の第一歩が踏み出せます!
情弱から脱出できれば世の中の大きな流れがわかるようになり、損をしない生き方、身の振り方ができるようになります。
重要なのは、損していることに気付き、損しない生き方を身に着け、今までの損を取り戻せるようになることです。
なぜなら、「情弱のままでいること」=「損をし続けること」だからです。
もっと言うと、情弱は本人だけじゃなく周りの人にも損をさせる存在です。
実際に私は、私や家族が情弱だったために人生ドン底におちいった経験があります。
お金のやり繰りにドン詰まり、人も離れていきました。
そこから這い上がって人並みの生活に戻ることができたのは、自分の生き方を一つ一つ見直し、損をし続ける環境から、損を取り戻せる環境に変えられたからです。
生き方を見直す中で一つ一つ気づいたことをまとめたのがこの「脱・情弱の7ルール」です。
考え方や習慣を変えるだけなので、お金をかけずにすぐに取り組めるものばかりです。
まずは最後まで読んでみて、できるところからやってみましょう。
脱・情弱の7ルール
1:情弱であることを自覚する
情弱ってどんな人?
かんたんに言うと
- 物事を知らない
- 判断がデタラメ
- 行動がおろか
という特徴があります。
私自身、スロットにハマっていたカスのような時代がありましたが、この特徴に当てはめると
- 物事を知らない
- ほかの稼ぎ方の情報が少ない(周りはスロッターばかり)
- 会社勤めをバカにしていた(勝手な思い込み)
- その後のキャリア形成を考えてない(そもそもそんな発想がない)
- 判断がデタラメ
- 時間の使い方が場当たり的
- お金の使い方も場当たり的
- 人間関係も場当たり的
- 行動がおろか
- 稼ぎは欲望のままに使う
- スロットで勝てない人間を見下す
- 約束やルールを守る意識が希薄
- 負けたら荒れる
というありさまでした。
情弱じゃない人ってどんな人?
情弱の特徴とは逆になります。
- 物事を知っている(知らないことがあることも自覚している)
- 判断が的確(間違った選択をしない、スタンスがブレない)
- 行動がスマート(やることにムダがない、理屈に合わないことはしない)
特に「知らないことがあることも自覚している」という点が重要です。
「無知の知」や「不知の自覚」という言葉はご存じでしょうか?
古代ギリシャの哲学者ソクラテスが言ったとされる有名な言葉です。
「知らないことを自覚する」ということは、自身の知識が不足していることを認めることです。
「自分は知識が足りない。だからもっと知識が必要だ!」という考え方にならないと、いつまでも情弱から脱出できません!
「情強(自称)」は情弱よりもたちが悪い
「自分は情強。知らないことは何も無い。完璧。」という人は、本質的に情弱と変わりありません。
なぜなら、自身を完璧と思っている人間は、それ以上の成長は見込めないからです。
多少の知識があっても、時代の変化についていけなければ、数年後には情弱になっているかもしれません。
ワープロやFAXは使えても、スマホやメールや業務システムが使えない年配の人たちは大勢いますよね?
「この知識で十分、今後もやっていける」と思った次の瞬間から情弱に転落です。
そういう意味では「情強」というのは存在しません。
2:情弱のデメリットを知る
金銭的な損
適切な判断や行動は正しい情報から生まれます。
クレジットカードで支払う時に「一回払い」と「リボ払い」のどちらを選んでますか?
総返済額を少なくするは「金利」と「月々の返済額」のどちらが大事かわかりますか?
携帯電話の回線契約は、3大キャリアとMVNOの長所短所を比較して選んでいますか?
同じ収入でも、お金の使い方にちょっとした違いがあるだけで年間数万円~数十万円の差が生まれます。
「金銭的な余裕」は「適切な判断や行動」からうまれます。
「適切な判断や行動」は「正しい情報」から生まれます。
周りの人への迷惑
適切な判断や行動が苦手な人は、金銭的なトラブルだけじゃなく、人間関係のトラブルも起きやすいです。
わが家であったのは、テレビが壊れた時に、父(情弱)が高くて低機能なテレビを買ってきて、電気屋を巻き込んで大揉めしたことがありました。
この父(情弱)はほかにも、ゲーム機の拡張部品だけ(本体は持っていない)を買ってきたり、オーバースペックな電話回線や電気料の契約をしたり、人にそそのかされて起業してすぐ潰したりしてました。
勝手に高い金利で借金してきて、家族が恐い人たちから恐い目にあわされたこともありました。
その結果、家族からの信頼を失うだけじゃなく、仕事上の付き合いがあった人たちもだんだん離れて行きました。
情弱は、周囲の人に迷惑をかけ、時に家族ですら信頼を失うことがあります。
世の中全体の足を引っ張る
世の中のニュースがフェイクかフェイクじゃないかを判断することが苦手なのも、情弱の人によくある傾向です。
しかも、正しいかどうかの判断の仕方を知らないために好き嫌いで判断する傾向があるので、フェイクニュースを見抜くことができません。
さらに、良かれと思ってSNSで拡散します。
また、法律や制度をよく知らないのも情弱の人にありがちですね。
オープンになっている法律や制度を知らないがために、受けられるはずのサービスを受けられなかったり、知らずに犯罪行為に加担していたりします。
さらに、オープンになっている情報を、わざわざ企業や役所に問い合わせて説明させて相手に負担をかけます。
そしてその負担は、無関係な他のお客さんも負担しているコストです。
つまり、情弱は世の中の混乱を助長し、社会システムを効率よく回す邪魔をしていると言えます。
3:事実と事実以外を見分ける
事実と伝聞を区別する
次のような出来事があったとします。
スマホゲームをやろうと思ったアプリを立ち上げてもエラーメッセージが出てゲームができない。
ITに詳しい友人Aに電話で聞いたら「昨日、そのゲームを提供しているサーバが落ちたらしいけど、その影響じゃない?」とのこと。
twitterでゲーム会社のアカウントを見ようと思ったらtwitterアプリでもエラーメッセージが出て見られなかった。
また友人Aに電話したら「スマホの不具合かな?再起動してみたら?」とのこと。
スマホを再起動してみたが、まったく解決しない。
また友人Aに電話したところ「Wi-Fiルーターがネットにつながってないんじゃないの?」とのこと。
Wi-Fiルーターを再起動したら解決した。
さて、この中で事実はどれでしょうか?
- スマホゲームができなかった
- 昨日、ゲームのサーバが落ちてた
- スマホに不具合があった
- Wi-Fiルーターに不具合があった
- Wi-Fiルーターを再起動したら解決した
正解は「1.スマホゲームができなかった」と「5. Wi-Fiルーターを再起動したら解決した」だけです。
「あれ?サーバも落ちてたんじゃないの?」って思う方は要注意です。
「サーバが落ちてた」という情報は友人Aが言っていただけで、事実かどうかは確認できていません。
友人Aから聞いただけの伝聞情報で裏は取れていません。
友人Aが嘘をついているとかではなく、当事者が事実確認できていない情報は、どれだけ親しい人が言っていることでも「事実(仮)」以上にはならないのです。
また、「Wi-Fiルーターに不具合があった」というのも確定した情報ではありません。
Wi-Fiルーターを再起動したら解決したので、不具合があった可能性はかなり高いです。
しかし、きちんと調べて原因を突き止めたわけではないので「不具合があった(仮)」までしか言えません。
疑いの余地がまったく無いものしか「事実」と言えないのです。
事実(仮)に気づく
誰かから聞いた話は「事実(仮)」です。
その意味では、マスコミが報道している情報はすべて「事実(仮)」でしかありません。
インターネットで得られる情報もすべて「事実(仮)」です。
あなた自身が直に観たり聴いたりしたものだけが「事実」で、そこに誰かや何かが介在する情報はすべて「事実(仮)」と思っておいたほうがいいと思います。
しかし、すべての情報が直接得られるものばかりではありません。
時には「事実(仮)」にもとづいて判断しなければ物事が進まない時もあります。
このため、「事実(仮)」に対しては「信用(仮)」とするしかないのです。
100%信用するのではなく、リスクがあることを理解したうえで、ダメだったとしてもあきらめられる程度の信用にとどめておくのです。
4:価値観の基準を持つ
自分の中で一番大事なものを認識する
集めた情報をもとに、適切な判断を行うには、自分の中で基準を決めておく必要があります。
基準というのは、自分の人生の軸となる一番大事なものは何か?ということです。
たとえば、あなたは休日に、
A.手の込んだ料理を家族にふるまう
B.面白い映画を観る
どちらを選びますか?
どちらを選んだって自由ですが、自分の中で大事なものの基準が決まっていれば、必然的に答えが決まります。
私の場合、「A.手の込んだ料理を家族にふるまう」を選択します。
なぜなら、私は「死ぬ時は家族に愛されながら死ぬ」ということを最優先にして生きるとているからです。
このため、「家族に愛される」ということがすべての判断基準、行動規範になっています。
これは、直接的なことだけではなく、間接的なこともすべてです。
たとえば、私は酒もタバコもやりませんが、これは健康を害することで家族に迷惑をかけないためです。
タバコはお金もかかるし、車や家にもニオイがついてしまうので、家族に好かれる要素はありません。
何か判断を迫られたときに「最終的に家族に愛されるかな?」と考えて決めるようにしています。
「なんのために?」で掘り下げる
おそらく多くの人は「あなたの人生で一番大事なものは?」と聞かれると、
「お金が欲しい」
「健康でいたい」
「人に好かれたい」
という答えが多くなるかと思います。
私もそうでした。
しかし、大抵の場合、それは本当の答えではありません。
そこからさらに掘り下げて、「それって何のために?」という質問をしてみましょう。
お金が欲しいと思うのはなんのために?
私は「お金が無いことで家族に何かをあきらめさせたくないから」
健康でいたいのはなんのために?
私は「不健康なことで家族に負担をかけたくないから」
人に好かれたいのはなんのために?
私は「私が人に好かれることで、家族にも味方してくれる人がいるかもしれないから」
さらに掘り下げていったところ、行きついたのが「死ぬ時は家族に愛されながら死ぬ」でした。
私の人生は、「死ぬ時に家族に愛されながら死ぬこと」ができたら大成功というわけです。
判断基準のツリーを作る
判断基準のツリーを作ると、何か判断する時のより処になり、スパッと決断できるようになります。
私の場合、頂点に「死ぬ時は家族に愛されながら死ぬ」があり、その下の枝に「家族のために使えるお金が欲しい」「家族のために健康でいたい」「家族のために多くの味方が欲しい」があります。
- 「死ぬ時は家族に愛されながら死ぬ」
- 「家族のために使えるお金が欲しい」
- 「家族のために健康でいたい」
- 「家族のために多くの味方が欲しい」
極端な例ですが、「臓器を売ってお金を手に入れる」というケースは、健康でいられなくなる可能性があるので、「やらない」という判断をします。
「馬車馬のように働いてお金を稼ぐ」も同じ理由で「やらない」です。
一度、ブラックな働き方をして身体を壊したことがあるので、身体を壊さない程度の働き方でお金を稼ぐことを最優先します。
5:無意味なことを遠ざける
惰性でやっていたことをやめる
価値観の基準が定まったら、これまで何気なくやっていた行動を見直してみましょう。
「前からこうだった」「このやり方しか知らない」は常に見直して、最善の方法が他に無いか考えましょう。
その行動は、あなたが本当に大事にしていることのためになるでしょうか?
交友関係を見直す
価値観の基準が定まったら、これまでの交友関係を見直してみましょう。
長い付き合いだから、腐れ縁だから、とダラダラ続けていくことはあまり意味がありません。
その人、あなたが本当に大事にしていることのためになるでしょうか?
マウンティングは時間のムダ
価値観の基準が定まったとしても、それはあくまで個人的な価値観です。
他人の考え方や行動が自分の価値観に合わなかったとしても、それを批判したりさげすんだりするのは時間のムダです。
SNSで誰かをディスるなんて時間がもったいない。
一方的な正義を振りかざしてうっとりしている自分に気づいてゾッとしませんか?
6:時間を上手に使う
お金を増やすことはできますが、人生の残り時間を増やすことはできません。
時間は常に不可逆に減っていきます。
時間こそ代わりのきかない財産なのです。
道具を使いこなす
人類は太古の昔から道具を使いこなすことによって生産性を上げてきました。
歴史の最先端にいる我々は、もっとも生産性の高い道具を手にするチャンスがあります。
ただし、あなたがその道具を使いこなせないとしたら、もったいないことです。
運送会社が荷車しか持っていなかったら、今の時代に事業が成り立つでしょうか?
モノを運ぶ仕事なら、より短時間で大量に運べる自動車を使いますよね?
FAXしか使えない、インターネットはよくわからない、という人は残念ながら、荷車しか使えない運送会社の人と同等です。
今の時代は、ITこそが最良の道具です。
より短時間でより多くの成果を上げるために、道具は使いこなせるようになりましょう。
検索上手になる
知識は、今やインターネット上に大量に存在します。
すべてを暗記するよりも、インターネット上から正しい知識を見つけるスキルのほうが重要です。
今の時代、自分が知りたいことを検索できないという人は、辞書の引き方を知らないことよりも危機感を持ったほうがいいです。
7:インプットとアウトプットを続ける
インプットは材料・燃料
「普通」「常識」「当たり前」という感覚は日々変化しています。
常に情報をインプットして、世の中の変化を理解しておくことが重要です。
日々アップデートするのが当たり前。
たしかにこれだけ情報があふれている世の中で、必要な情報を見定めるというのはたいへんなことです。
新しいことをおぼえなくていいなら、頭も身体もラクでしょう。
しかし、そのラクと引き換えに損をすることは覚悟しておいてください。
変化に追いつくことをあきらめた時からじわじわと情弱は始まります。
アウトプットは整理・再確認
インプットしたことが身についているかどうかを確認するにはアウトプットするのが手っ取り早いです。
文章に書き出して、客観的に見て理解できる内容になっているか読み直せば、ちゃんと自分のものになっているか確認できます。
ブログやSNSで公開しなくても、メモ帳や日記に書き留めるだけでもいいと思います。
noteに書いてマネタイズするのもいいでしょう。
他人にとっても価値のあるアウトプットなら、お金にもなって一石二鳥です。
まとめ
この「脱・情弱の7ルール」を身に着けると、脱・情弱の第一歩が踏み出せます!
情弱から脱出できれば、今まで流されるがままだった世の中の大きな流れがわかるようになり、損をしない生き方、自分の人生の選び方ができるようになります。
すべてをいっぺんに実行するのは大変なので、まずはできるところからやってみましょう。