2019年12月頃より中国武漢から流行が始まったと言われる新型コロナウイルスが世界的な猛威を振るっております。
2020年4月2日の時点で世界の感染者数は100万人超、死者数も5万人超となっており、爆発的なスピードで広がっていっています。
日本国内でも2月下旬に北海道で緊急事態宣言が出され、3月下旬頃からは首都圏を中心に日本全国で感染者が増えています。
「昨日よりかしこく、ちゃんとした暮らしを」をテーマにサイト運営している私も、健康に明日を迎えられるように感染症予防対策に気をつけています。
とはいえ、マスク不足や消毒液不足で不安な毎日を過ごされている方が多いと思いますので、わが家で導入しているコスパのいい除菌液「次亜塩素酸水」の作り方をご紹介したいと思います。
濃度計算が面倒くさいという方にも、ご家庭にある用品でかんたんに計算できる方法をお知らせしたいと思います。
※2020年5月16日 次亜塩素酸水の濃度計算フォームを追加
用途で異なる次亜塩素酸水の濃度
次亜塩素酸水は使う用途によって濃度が異なります。
濃いほど効果があるように思いますが、用途に合わせて経済的に使いましょう。
濃度400ppm
ノロウイルスなどの感染が疑われる人の吐しゃ物や排泄物などを緊急で殺菌消毒する場合の濃度です。
また、お風呂場やトイレなど使用する場合は、ほかの有機物とすぐ反応してしまうので、高い濃度で使用します。
濃度200ppm
まな板や包丁の除菌や、排水溝や生ごみポケットなどのヌメリ取りに使用する濃度です。
濃度100ppm
ソファー、寝室、玄関まわりなどの消臭に使用する濃度です。
ファブリーズやリセッシュなどと同じような使い方ですね。
濃度50ppm
超音波式加湿器と組み合わせて空間除菌に使用する濃度です。
500mlペットボトルと計量カップで濃度の異なる次亜塩素酸水を作る
用意するものは3つです。
- 500mlペットボトルを2本
- 計量カップ
- 次亜塩素酸水生成パウダージアテクターP
今回の説明では、次亜塩素酸水生成パウダーを使って次亜塩素酸水を作っていきます。
1,000ppmの原液の作り方
まずは、濃度1,000ppmの原液を作っていきます。
- 500mlペットボトルに水を500ml入れます。
- ジアテクターPを1.67g(小さじ3杯と少し)入れて溶かします。
原液を保存する際に注意するのは、光に当てないことです。
次亜塩素酸水は不安定な物質なので、紫外線で反応が進んでしまい、除菌成分が分解されて薄まってしまいます。
保存する際には、日の当たらない場所に収納する、または光を通さないタイプのペットボトルカバーに入れる、アルミホイルでくるむ、などの配慮が必要です。
目安としては1週間で使い切るように心がけてください。
400ppmの作り方
原液 200ml + 水 300ml
500mlペットボトルを使う便利なポイントは、原液の量だけ計量カップできっちり量れば、あとは水をいっぱいになるまで入れるだけというところです。
200ppmの作り方
原液 100ml + 水 400ml
100ppmの作り方
原液 50ml + 水 450ml
50ppmの作り方
原液 25ml + 水 475ml
5リットルの超音波式加湿器で使う次亜塩素酸水の作り方
ちなみに、5リットルの超音波式加湿器に入れる場合は量を10倍にすればいいので、
原液 250ml + 水 4,750ml
これも原液を250ml入れたら、あとはタンクいっぱいになるまで水を入れるだけでOKです。
かんたん!次亜塩素酸水の濃度計算フォーム
ウイルスから身を守るのはあなた自身の習慣
2020年のコロナ禍は次亜塩素酸水を使うだけで身を守れるものではありません。
- 手洗い
- うがい
- 不要不急の外出を避ける
- 「密閉」「密集」「密接」の3密を避ける
これが基本です。
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みなさんも健康に明日を迎えられるように感染症予防対策に気をつけて暮らしましょう。